もくじ
子どもが昼寝をしないしんどさ
2歳になった途端、子どもが昼寝をしなくなりました。1時間は寝てくれていたので、突然の変化に戸惑いました。特に生活スタイルを変えたとかはなく、それまでと同じようにしても全く寝なくなりました。
なんといってもしんどかったのが、親が日中に一息つく時間がなくなること。昼寝は子どもにとって大事な休養の時間ですが、親にとっても一人の時間が取れる大事な時間です。
特に母子だけの時間が長い現代の育児で昼寝なしだと、親はブレイクダウンする時間がなくなってしまうため、どうしてもつらく感じます。
うちは2歳でしたが、1歳の子でも、3歳の子でも昼寝をしなくなることはあると思います。それまで当たり前だった昼寝がなくなることに慣れるまでは、しんどい状態が続きました。
なぜ昼寝しなくなるのか
子どもは、生まれた時から気質が全然違います。赤ちゃんの頃からよく眠る子もいれば、まったく眠らない子、途中から寝ることが苦手になる子…子どもによって全然違います。
昼寝に関してよく言われるのは、「体力がついて昼寝の必要がなくなった」「自我が発達して遊ぶことを優先する」…等々。1歳を過ぎると自分の体を動かしてできることが増えてくるので、遊びを優先したい子も増えてきます。
「親が工夫を」と親を責める人もいますが、この記事を読んでくださってる親御さんはできる限りの努力をしてると思いますし、そもそも親がどれだけ努力したところで寝ない子は本当に寝ないんですよね。本当に寝ないんですよ…(遠い目)
また環境や時期によっても異なります。家では全く寝ないけど保育園では寝る子、逆に家では寝るけど保育園では寝ない子もいますし、どっちでも寝ない子。常に寝ないのではなく、1か月、3か月、半年など一時期だけ寝なくなる子など、一過性なこともあります。
うちの子の場合、昼寝時間を過ぎて夕方になるとウトウトして眠気から不機嫌になることが多かったです。じゃあ寝てよー!という感じで、親も一緒にイライラしてしまうことも多々ありました。
そんなわが家で試行錯誤した対策などを記載しています。
やってみた対策法など
午前中にたくさん遊ぶ(体力削り)
よく聞く「体力がついてきたから寝ない」が原因と思しき場合。
とにかく午前中にたくさん遊びました。公園に連れ出したり、買い物に行ったり、どんどん外に出て動いてみる。
外に行けない時は、30分~1時間ごとに色々な遊びを一緒にしてみたりしました。時間割のような感覚でお絵かきしたり、絵本を読んだり、手遊びや歌を歌ったり、踊ったり、すべり台など室内遊具を出したり。
寝るときもありましたが、努力のかいむなしく寝ない…。だんだん親の方がしんどくなってしまってダメでした。小さい子どもとずっと遊び続けるのって、体力だけじゃなく強靭な精神力が必要ですよね…(遠い目)
午後は車で移動する
どうにかして寝て欲しい!(一人の時間が欲しい)と、午後になると車に乗せてドライブすることもありました。
車に揺られると眠気が刺激されて寝てくれることが多かったので、こちらはわりと成功率が高かったです。
ただ、車から降ろすと起きる&常にドライブしていないと起きてしまうという難点があったため、数回で終わりました。運転が好きなパパママならいいかもしれないですが…毎回どこかにドライブするのも難しいですよね。ガソリン代もかかるし。
寝る時間にアラームを鳴らす
一時期有効だったのは、寝る時間を決めてアラームを鳴らすことです。漫画家のあきばさやかさんのtwitterを拝見して、おお!これは良いアイデア!と試してみました。
お昼寝しなくなった息子とその解決策(2/3) pic.twitter.com/cNVm91qypT
— あきばさやか (@akiba_sayaka) May 18, 2020
わが家の場合は、時間を決めるといっても毎度同じではなく、寝る準備が整ったらアラームをかけるというゆるい感じでした。
アラームが鳴ると親が「あ!!チャイムが鳴ってる!お昼寝の時間だ!お昼寝しないと!」と一緒に布団に入り一芝居。最初はびっくりしながらもウソみたいにスヤ…と寝てくれました。
コツは「寝る時間だからテコでも動かない絶対に寝る」と強い意志を持つと。子どもにも伝わるのか、寝てくれることが増えました。(精神論みたいだけど不思議とそういうことが多く、逆に「寝ないな~」と思うと絶対に寝ないという…なぜ)
このアラーム法は習慣化させたら強かったかもしれません。わが家は途中で寝ない子の意志の強さに引っ張られて諦めてしまいました( ;∀;)
親の意識が伝わっている…?
余談ですが、育児で親がイライラしたり不安定な気持ちになると子どもも不機嫌になるということが多くないですか?
わが家はそういうことが多々あり、「もしかして親の意識が伝わってる…?」と感じることがよくありました。
昼寝も同様で、親が「寝ろ寝ろ寝ろ、寝てくれ~(でも寝ないよね)」と強く念じれば念じるほどに子どもは寝なくなる。すごく不思議です。わが家だけかもですが。笑
なので、子どもを寝かしつける技術や方法も大事ですが、できる範囲で親がリラックスすることも同じくらい重要だと私は感じています。
効果的なお昼寝対策
2歳半を過ぎてからは、上記の対策法を混ぜたりしても寝るかどうかは半々…という割合になってきました。
「寝かせる」と強く念じるほど昼寝から遠ざかってしまうので、もう「寝たらラッキー」という心持ちに変わっていきました。
そんな状態の時にやってよかった対策法です。
午後1時間はクールタイムを設ける
「寝かせる」という目的から少し離れて、午後1時間は部屋を暗くして布団に横たわるクールタイムを設けるようにしました。
ワンオペ育児だと特にそうなんですが、常に子どものことに気を遣って緊張しっぱなしでイライラしたりします。その状態は子のためにも親のためにもよくない上に、親の意識が伝わって子どもがますます寝なくなってしまいました。(わが家の場合)
なので、育児スイッチを極力オフにして親の気力を養うことが目的です。仕事でも育児でも、休憩は本当に大事。
「お母さん(お父さん)は寝るよ」と伝えて横になる。
子どもも寝るよう促すが、一人で遊び始めても反応しない。
横になってる間はひたすら無になる(瞑想みたいな感じ)
こうして親がリラックスすると、子どもも途中までは一人遊びするのですが、反応しない親に諦めて寝てくれることが増えました。「親の意識が伝わる」を逆手に取る方法なのですが、なんとも不思議です…。
それでもやっぱり寝ない日もあるので、1時間経っても一人遊びしていたら諦めます。でも、少しの時間でも育児スイッチをオフすることでリフレッシュできてまた頑張れるので、私には合ったやり方でした!
といいつつ自分だけ寝落ちしちゃうこともあったので、部屋の安全対策には気を使いました。(家電はオフ、危ないものを置かない、キッチンや外扉やベランダへの導線をふさぐ等)
他にもやり方はあるかもしれませんが、日中に少しの時間でいいので親が育児の緊張から解放すること。育児でイライラする機会が多い時はなおさら。クールダウン、大事です。
あとはやっぱり「慣れ」が強い。昼寝しなくなった当初は本当に精神的にしんどくてきつかったのですが、だんだん慣れてくるんですよね。「すべては慣れ」って、これを言ったらおしまいかもですが笑
「まあしょうがないよね」「こんな時もあるよね」と思えるようになったらこっちのものかもしれません。「慣れ」、すごい!