歯みがきは嫌がられる
「子どもが歯みがきを嫌がる…虫歯になったらどうしよう!」と悩まれる親御さんも多いと思います。私もまさにそうで、子どもに乳歯が生えてからずっと悩んでいました。
子どもが歯みがきを嫌がると誰かに言えば、「ママが怖い顔をしてるんじゃない?」「無理やりやるのがよくない」と言われたりしますが、親の行動に関係なく、子どもは歯みがきを嫌がるものだと思います。もちろん歯みがきを素直に受け入れる赤ちゃんもいますが、レアです!(笑)
「私のやり方が悪いから子どもが嫌がるんだ…」と悩むパパママは、どうか自分を責めないでくださいね。
歯みがきのつらいところって、子どもが嫌がるからやめよう!とはできないところだと思います。歯みがきを拒否し続ければやっぱり虫歯になるし、虫歯になったら子どもが痛がるし、そんな状態の子どもを見るのは親もつらいですよね。
わが家の場合、まず子どもが仰向けでじっとすることが無理でした。たぶん、自由に動けない感じがイヤなんだと思います。そんな親子が、できる対策をしてどうなったかという体験談になります。
試してみた対策
お口周辺を触ってみる
「いきなり歯みがきをすると嫌がられるので、お口まわりや口内をソフトタッチして親子のコミュニケーションをとってみましょう」的なアドバイスを受け、やってみました。
あー、口を開けないねー…
仰向けでじっとしてくれないので、すぐにゴロンと寝返りして逃げられました。終了。
歌を歌う
「お母さんの顔がこわばってたり、必死な顔をしてると嫌がられますよ」というアドバイスはあるあるですが、お母さんを追い込みがちなセリフに感じるので正直あんまり好きじゃないです。
私も笑顔で歌を歌ったり、こどもちゃれんじの歯みがきアイテムを使って楽しそうにしましたが…これ、心から楽しいと思えてないのが子どもに伝わるのか効果なし。むしろ親が疲れて終わります(笑)
こういう系は向き不向きがありますよね。歌が好きだったり、楽しいことが好きな素直なパパママなら向いてるかも。私は向いてませんでした!
歯ブラシを変える
赤ちゃんが自分で持てるタイプの歯ブラシとか、キャラクターのかわいい歯ブラシとか色々試しました。
歯ブラシ以外も、「歯みがきナップ」とか指サックタイプのものも使いましたが、あまり変わらず…。
効果を感じず終了。
本や映像を見せる
おかあさんといっしょ月曜日の「歯みがき上手かな」のコーナーは有名ですよね。確かに、あれを見せると同じくらいの子が歯を磨いてるので少し気は緩んで磨きやすくなります。
本も、歯みがき系の絵本を一緒に見たりしましたが、やっぱりあまり効果はなく嫌がります。残念。
きちんと説明する
子どもの目を見ながら、言葉で伝えてみます。
「歯みがきしないとね、イタイイタイになっちゃうよ。でも、歯みがきするとお口の中がキレイになって、食べ物もずーっとおいしく食べられるよ!」
「うん」とわかった様子ですが、やっぱり歯みがきすると嫌がります。まあそうですよね…一回で伝わったら大人でもスゴイですもんね…(遠い目)
というわけで、どれもあまり効果なしでした。つらいですね~!
歯科衛生士さんのアドバイス
通っている歯医者の担当の歯科衛生士さんは、3児を育てる先輩ママさんでした。下の子が同じくらいだったので、色々アドバイスを聞いたり質問してわかったこと。
- 子どもは歯みがきを嫌がる
- 嫌がっても歯みがきはするものだと習慣づける
- 歯みがきも大事だけど食事の間隔も大事
子どもはやっぱり歯みがきを嫌がります。でも、嫌がるから歯みがきしないのはやっぱりNG。虫歯になるし、歯医者も嫌いになって負のスパイラルに。虫歯の治療は親御さんも付き添うので、精神的に親子共々苦しくなります。
歯みがきをどうしても嫌がるようだったら、小さいうちは夜に1回だけでも。その場合、間食に気を付けたり、定期的に水分補給やうがいをするとだいぶ違うそうです。以下で詳しく説明します!
大事なのは「食事の間隔」
汚れを除去する歯みがきはもちろん大事なのですが、汚れが付着する食事の習慣(特に、間食!)もとっても大事だそうです。
大人も同じですが、歯にとって唾液の分泌は重要です。食事で口内が酸性になると虫歯にとって居心地のいい環境になりますが、唾液の分泌が促されると中性になります。つまり、間食が多く口内が酸性のままだと虫歯になりやすい。
子どもは栄養の観点から補食となる間食も大事ですが、間食のし過ぎは虫歯になりやすくなってしまいます。朝昼晩、あとは午前と午後に一度ずつの間食。量も時間もだいたいこのくらいと決めて、お口の中を中性にするためにしっかり休ませる時間を作ってあげると良いそうです!
水分補給とうがい
また、食事(間食)が終わったら最後にお水を飲ませるのも効果があるとのことでした。お水を飲むことで糖を含む食べ物が流されるので、虫歯リスクが少し下がるそう。
口に含んで大丈夫なのは、お水かお茶です。ジュースは砂糖が入ってるのでNG。
また、余裕があればうがいも効果的とのこと。ガラガラぺのうがいはできないので、ただ口に含んだものをペッとする軽いうがい。1歳半くらいからできることもあるので、練習がてらやってみるのもアリとのことでした。
歯みがきの後のごほうび
ドラッグストアの赤ちゃんコーナーなどで売っている、歯みがき用のタブレット。
だいたい1歳半くらいから食べられるものです。イチゴ味やぶどう味など、甘みがついていますがキシリトールなので歯みがき後でも大丈夫。
子どもはこれが好きな子が多いので、「歯みがきをがんばったらごほうびが食べられるよ~」と釣ってうちは歯みがきをしてましたよーと衛生士さんが教えてくれました。
わが家も1回終わったら1粒だけ、ごほうびとして渡しています(※多量の服用はNG)。歯みがきを嫌がって暴れることもありますが、これのおかげで喜んでくれるので助かります。
歯みがきを嫌がる子の現在
安心してください、現在も嫌がってます!(笑)
…という状況が続きましたが、話が通じるようになってきて、状況が変わってきました。以下は追記になります。
その後の話はこちら
歯みがきを拒否し続けた子が、やっと嫌がらなくなった話
意思疎通ができるようになるまで、気を付けていることは以下です。
- 歯みがきは夜寝る前、できる限りしっかり磨く
- 間食は多くて2回
- チョコレートは食べさせない
- 親と食器類は分ける
- 定期的に歯医者に行ってフッ素をぬってもらう
これくらいです。ゆるい方…かな?間食は、おせんべいやビスケット系が多いですかね。ごくたまーにアイスを食べさせちゃうことがあるので、そういう日はめちゃくちゃしっかり歯みがきします。
今のところ歯医者の検診では大丈夫と言われているのでほっとしていますが、今後もできる限りの範囲で対策していこうと思います。