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歯みがきを拒否し続けた子が、やっと嫌がらなくなった話

今回は、少し前に書いた「歯みがきを嫌がる子の悩み」の続編です。

歯みがきを嫌がる子にイライラ!赤ちゃん~1歳2歳に試した虫歯対策法

 

歯みがきが少しずつできるように

これまで(かなり)無理やりやっていた歯みがき。とにかくじっとしているのがイヤなようで、仕上げ歯みがきのときのあの体勢になると断固拒否!という感じでした。

嫌がる→無理やり磨く→嫌がる…のスパイラルで、もう毎回歯みがきタイムは親子共々満身創痍でした。

 

きっかけは食事中

そんな状態でしたが、転機は突然やってきました。

食事中、食べていたものが歯にはさまり、その不快感から子どもが泣きだしたのです。「はさまった~~!」とギャン泣きし始めました。わりと敏感タイプの子なので、ちょっとした不快感が気になったんだと思います。

え?これチャンスなのでは?食事中でしたが、歯ブラシを持ち出して「これでシュッシュッすれば取れるからね」と歯みがきをして、はさまったものを除去。

事前に「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!」を読んでいたのも効果があったように感じます。オススメの本です。(絵もかわいい)

親子で楽しく読めるおすすめ絵本②【1歳児~2歳児向け】

するとそこから、少しずつですが変化がみられて、喋りかけると仕上げ磨きをさせてくれるようになりました。方法については後述します!

 

歯みがきのメリットを知った?

おそらくこれまで、歯みがき=楽しく遊んでいることを中断されたあげく、突然歯ブラシをギュイギュイされる不快な行為という認識だったんだと思います。

いくら親が「虫歯になるから」と言っても、やっぱり子どもはまだ虫歯になったことがないので、「虫歯はイヤだから予防で歯みがきしよう」とは思いません。経験がないことはどうしても想像できない。

(大人でも歯みがきは楽しくないですし、虫歯の経験や日々の習慣があるからこそできるようになる行為というか)

まだ言葉も通じにくい乳幼児からすると、本人にとっては歯みがきのメリットがよくわからない。それどころか「拘束される・遊びを中断される・なんか口に入れられる」というデメリットだらけで、受け入れがたい行為だったのかも。それでも素直なタイプの子なら受け入れてくれるかもですが、うちは暴れ馬タイプだったので…(笑)

それが今回のことにより、歯みがき=歯にはさまった食べものが取れてすっきりする行為という認識に上書きされ、本人の中で「歯みがき=メリットがある=歯みがきしてもOK」となったのかもしれません。

ああ、あのとき歯に挟まってくれた食べもの、なんだかよく覚えてないけど…ありがとう!と偶然に感謝しました。

 

現在の歯みがき

以上のことをふまえて、現在は歯みがきするときに「あれ?歯に何か挟まってるんじゃない?」と喋りかけてスタートすることになりました。

そうすると子どもも「えっ?はさまってる?取って!」という状態になり、そこから今日食べたものなどを振り返りつつ仕上げみがきをするようになりました。

具体的には「今日何食べたかな~?あ、にんじん食べたね。にんじんが奥歯にはさまってるんじゃない?あーんしてみよう。おっ!いいね上手だね!えらいね~。あと何食べたかな?ごはんと、しらすと…あれ?しらすがはさまってないかな?イーしてみよう。そうそう!うまいね~」みたいな感じです。

常に喋りかけてコミュニケーションすることで気も紛れるようで、以前のように歯みがき=拘束される!イヤ!と暴れることもなくなりました。びっくりするほどの変化です。

 

言葉が通じる3歳前後が転機?

通っている歯医者の歯科衛生士さん(先輩ママ)にも、「言葉が通じるようになったらまた変わってくる子もいますよ」と教えてもらいましたが、わが家はそのケースだったようです。

①言葉が通じるようになり、②本人が歯みがきのメリット(歯にはさまってる不快感が取れる)を体験を通じて知り、③さらに会話がわかるようになったことで歯みがき中に気をそらせるようになったという3点がポイントでした。

なので歯みがきを嫌がる子の対策としては、言葉が通じるようになるまでは前回の記事に書いたような「間食をさせすぎない」、言葉が通じるようになったら「会話で気をそらしてそのスキに歯を磨く」というのが効果的でした。

あくまでもわが子の場合なので、ケースバイケースかもしれませんが…何かの参考になれば嬉しいです。