深夜まで寝なくなってしまった3歳児
赤ちゃんの頃から「寝ない」に何度も悩んできたわが家。2歳になっても3歳になってもずっと「寝ない」に悩んでいました。
2歳の子が昼寝しない!昼寝しない子どもにイライラしてしんどいと思ったらわが家の場合、夜泣きで途中覚醒することはあれど、これまでは遅くとも22時くらいまでには寝てくれてました。寝るか寝ないかわからず気が休まらない昼寝に比べるとまだ気が楽だったのですが、突如22時、23時を過ぎても寝なくなってしまいました。
大きな要因は特に心当たりがなく、思い当たることといえば寝室に移動する直前までテレビを見たり、スマホをちょっと見せてしまうことがあるくらいでした。
ただそれは以前もしていたことなので、デジタル機器断ちですべてが改善される問題ではないはず…。
そもそも子どもだけでなく、親の私自身も実はなかなか寝られないタイプだったので、これを機にわが家全体で大規模な生活習慣改革をすることになりました。
寝ない子を放置するのはあり?
ちなみにこの生活習慣改革を取り入れる前のわが家では、何をしても寝ない子どもは放置して親が先に寝ていました。
放置というと語弊がありますが、「もう何をしても寝ないから放っておく!」という状態でした。もっとシンプルに言うと、寝ない子どもに根気負けして親が先に寝落ちしてしまう状態ですね。笑
トントンしてあげたり、さすってあげる等の入眠儀式も大事ですが、何かアクションをすると余計眠れなくなる子もいます。そういうタイプの子には「親が先に寝る」は有効な手段だと思います。
(※もちろん何が起きるかわからないので、安全対策は必須です。わが家の場合、寝室に置くものは最小限にして危険には気を付けていました)
数十分くらいは何か遊びを見つけてゴソゴソしますが、親が寝るとわかると退屈になって諦めて寝てしまう子が多いのではないでしょうか。
夜寝ない子に有効な対策法
朝起きてすぐ日光浴をする【おすすめ】
夜寝ない子というと寝る前の過ごし方に目がいきがちですが、わが家の場合は朝の過ごし方を変えることが有効でした。
それは朝なるべく早く起きてなるべくすぐに直接日光を浴びることです。(←「なるべく」ばっかり。笑)
わが家の場合は7時には起こすようにしました。起きなくても抱っこしたままベランダに行き、一緒に座れるイスなどを用意して、二人で日光浴しながら5分以上ぼーっとするようにしました。
室内ならなるべく窓側、可能ならベランダなど直接外に出て日光に当たります。できれば5分以上の日光浴をします。雨の日も同様に、よほど荒れた天気以外の日はベランダに出てお日様の光に当たるようにしました。
すると不思議なことに、少し時間はかかるのですが、1日、2日、3日、1週間…と毎日続けていくうちに徐々に早く寝るようになりました。23時だった睡眠時間が、22時、21時半、最終的に21時までに改善されたのです。
ちょっと早起きしてベランダで日光に浴びるだけでこんな効果あるの!?と衝撃を受けました。
これには科学的な理由があるそうです。夜眠くなるよう体を促す「メラトニン」というホルモンがあるのですが、これは元々日光を浴びることで生成される「セロトニン」というホルモンが夕方に切り替わることで作られるそうです。
朝に生成されたセロトニンは14~16時間後にメラトニンへと移行するため、朝起きてなるべくすぐ日光を浴びると夜眠くなりやすくなるそうです。朝7時に日光浴すれば、21時くらいにはメラトニンの効果で体が眠くなるという仕組みだそう。
思い起こせば、元々は寝る時間より朝に起きる時間がどんどん遅くなっていました。いつも園に行くギリギリの7時半、日によっては8時まで寝ていたり…。当時は日光浴もしなかったので、そりゃセロトニンもメラトニンも出ないし、出たとしても遅い時間になるからそりゃ眠くならないですよね。
ちなみにこの方法は親にもかなり有効で、日ごろから睡眠不足だった私も日光浴ですっかり眠れるようになりました。外で遊ぶとかはハードルが高いですが、ベランダ日光浴は気軽に試せて費用もかからないし、何より早起きして外でぼーっとするだけで心身共に元気になれるのですごくおすすめです。
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ベランダ日光浴はイスがあると心地よくて継続しやすいです。特におすすめなのがアウトドア用ベンチ。たまたまコロナ禍でベランダを使う機会が増えて購入したものなのですが、畳みやすくて出し入れしやすくコンパクトになるので存外良かったです。
ベンチはちょっと場所を取るからハードルが高いという方は、こういう子どもの踏み台や脚立としても使える折りたたみイスが便利です。
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※商品ごとに耐荷重制限が違うので、抱っこして使う場合は子どもの体重+親の体重を考慮の上ご確認ください。
電気は「全消灯」がおすすめ!
もう一つ効果が高かったのが、部屋の電気を全部消すこと。豆球だけ付いてるレベルに寝室をなるべく真っ暗にすることです。
わが家の場合、子どもがまっくらを怖がるので間接照明を少し付けていました。大人は気にならないレベルだったのですが、案外子どもには明るすぎたみたいでこれも寝れない要因の一つだったと思います。
意を決して部屋を豆球のみで消灯することにしたら、「暗い=怖いから寝る」という意識が働くのか、これまたすんなり眠ることが増えました。
最初はやっぱりかなり怖がったので、消す前後は会話をしたり音楽を聴いたりゴロゴロごっこをして気をそらしました。慣れてしまえば怖がることも減って、「まあ仕方ないか」という感じで受け入れてます。
余裕があれば寝る前のひと手間
睡眠環境を整える
睡眠は、温度や湿度にもかなり左右されます。部屋の気温が適切か、子どもが汗をかきすぎていないか、パジャマが暑くないかどうかも意外にポイントだったりします。
また、子どもはどうしても「遊ぶ」ことが楽しいので、遊ばずに休む「寝る」ことに積極的になれない子もいます。寝るのが楽しみになるようなお気に入りのパジャマを見つけたり、親子でおそろいにするのも楽しいですよね。
あと、「香り」も重要です!アロマなど心地よい香りを感じることで、よりリラックスして眠りやすくなります。わが家では無印良品の「おやすみ」ブレンドというエッセンシャルオイルを使ってますが、めちゃくちゃいい香りでおすすめです。ベルガモットという柑橘系の香りなのですが、なんともいえない心地よさがあります。
アロマディフューザーはいいなあと思うものの敷居が高いので、お手ごろで安価なアロマストーンを使っています。
寝る前のルーティーン
可能な時だけですが、寝る30分前になったらテレビやスマホ等の電子機器を消しています。やっぱり毎日はなかなか難しいので、ゆるく取り組んでいます。照明も、夕方以降はなるべく暗めを心掛けるようにしています。
あとは終わりよければすべて良しの心意気で、寝る前に一笑いでいいので子どもと笑うこと。寝室に行ったら布団でゴロゴロ遊びをしたり、しりとりみたいな言葉遊びをしたり、歌を歌ったり、ほんの数分でも家族みんなでコミュニケーションを取るようにしています。
これはちょっと難易度高めですが、「おやすみツアー」も一時期取り入れてました。テレビ、ソファ、テーブル、冷蔵庫、トイレ等の家電や家具の前に行き、「今日も一日ありがとう、おつかれさまでした。おやすみなさい」と言って回るツアーです。ちょっと私には向いてなかったので途中で終わってしまいましたが、子どもは楽しかったみたいで今でもたまに催促されてしたりしています。
親も一緒に寝る
そして最終手段はやはりこれですね。
親の寝落ち。
先述の通り、安全対策さえして部屋を暗くしておけば、だんだん飽きて諦めて眠りについたりします。
親が起きていたり、あとで何かやろうと思うと高確率で子どもに伝わったりしますよね。不思議ですが、なぜか寝ない予感を察知して子どもも寝ないという。なので親も諦められる時は諦めて、なるべく朝型に切り替えるようにしています。
ちょっとオカルトっぽい現象ですが、親が「寝ない」と思ってると子どもって寝なかったりするんですよね。「寝ない」「寝かせなきゃ」「どうして」とイライラしてしまうと、余計寝なかったりします。
なので私はなるべく「どうせ寝ない」という意識から「子どもがスヤスヤと寝てしまうイメージ」へ切り替えるようにしました。最初はやっぱり難しくて「どうせ寝ない」に引っ張られるんですが、リラックスして深呼吸して「すやすや寝るイメージ」をすると、すごく不思議なんですが寝てくれることが増えました。
とはいえやはり寝ない子は寝ないです。「親が何しても寝ない」時は絶対あります。親にできることも限られます。
共通することは、「もし寝たらラッキー」という心持ちでいることかもしれません。睡眠は毎日のことなので、あまり自分を責めすぎず、リラックスしながら夜を過ごせたらいいですよね。