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【徹底比較】セカンド抱っこ紐って必要なの?新生児、1歳、2歳~と実際に使ったおすすめ品&口コミ・レビュー

結局抱っこ紐ってどれがいいの?

現代の育児にはほぼ欠かせないアイテムとなった抱っこひも。人気の市場なだけに種類はかなり多く、どれにしようか悩むパパママも多いことと思います。

「こんなに種類が多いとどれが良いの?」と思いますよね。私もそうでした。一つ、ベストなものを買いたいと思っていたのですが…。

結論から言うと、抱っこ紐に実はベストはありません!

…というのは言い過ぎかもしれませんが、育児ほど人によって違うものはないんですね。育児環境(家族の助けがあるかどうか)、子どもの気質(よく寝る子かどうか、体格や体重など)によってかなり差があるので、万人にとってのベストを探すのは難しいのです。

 

逆に言うと、オンリーワンのベストがきっとあります。なので「世間で人気だから」を購入の物差しにするより、「自分がコレだと思ったから」に照準を合わせた方が納得いくアイテムにたどり着きやすいです。

育児ってとっても無常なもので、はじめてからわかることばかりです。しかも状況は刻一刻、子どもの成長によって常に変わっていきます。

なので、事前に色々調べてこれが良いと思った抱っこ紐でも数か月経つと使いづらくなってしまうなんてこともよくあります。育児と抱っこ紐選びは常に流動的なのです。

前置きが長くなりますが、これから紹介するのはそんな無常な抱っこ紐界隈で右往左往した記録になります。かなり右往左往して色々と試してるので、多少参考にはなると思います。なってほしい(笑)

 

複数の抱っこ紐を使い分ける

新生児の抱っこがうまくいかない!抱っこ紐も怖かった私の対策法&おすすめ【首すわり前】

少し前の記事にも書いた内容なので重複しますが、予算が可能な限り抱っこ紐は複数使い分けてOK、いやぜひとも色々使って欲しいと思っています。その理由は…

日本のお母さん(というと主語が大きいかもですが)はガマンしがちなので、育児グッズを買わず耐える方も多いと思います。でも、日本の今の育児って本当に過渡期というか、特に母親にとってはかなりツライ時期なのは間違いないです。日本の歴史的にも世界的にも、育児すべての責任を母親一人だけにここまで高い水準を求める状況ってないんですよ。

なので、現代で育児をしているお母さんは本当にしんどいと思います。私もその一人ですが、寝不足、体力不足、気力不足で心身ともに簡単にゲッソゲソになります。しかも強烈な感情が伴うので忘れにくくて、子どもが産まれてから0~2歳の間に無理をするとのちのち巨大な負の感情に襲われたりします。

なので私の持論としては、なるべく多くの育児グッズ(抱っこ紐も含む)を使って、少しでいいから育児の負担を減らしてほしいです。

育児グッズを使う=楽している、ズルしているという認識は現代の過酷な育児において絶対ないです。むしろ、「育児グッズを使わない=無理、しんどい、その後のメンタルに来る」…だと思います。すり減らしたメンタルは負債になりやすいですし、家族関係にも支障をきたす恐れがあります。

もちろん「私は昔ながらの育児をしたい」「ひとつのものを最後まで使い続けたいから複数はいらない」という信念の方は、そのままで大丈夫です。そういう信念があるのはすごい良いことです!

私が複数購入をすすめるのは「本当は欲しいけどガマンしている」お母さんに向けて、です。ぜひぜひどうか、買って!!!少しでもラクして!!!という気持ちでこの文章を書いています。

不要になったらフリマアプリで譲ったりもできますし、損することは少ないです。それに、なんといっても0~2歳の頃の育児負担を減らすことがその後の家族関係にまで直結することもありますので、「自分含む家族への投資」だと思ってじゃんじゃか便利グッズを使って欲しいです。

 

 

定番&長く使える抱っこひも

育児に対する強い思いがありすぎて前置きが長くなり失礼しました。

ではここからは抱っこひものご紹介です。本題です。

エルゴ

定番でいちばん有名なのはやはりエルゴ!

抱っこ紐の対象月齢は商品によって異なりますが、対面抱っこ24ヶ月(2歳)、おんぶ36ヶ月(3歳)までが多いです。

しかし、エルゴはなんとおんぶ48ヶ月(4歳)まで。その年齢まで使うかはさておき、長く使えるに越したことはないです。他の抱っこ紐より1年長く使えると考えると、ちょっとおトクに感じます。

私もファースト抱っこ紐はエルゴでした。エルゴでも色々種類がありますが(むしろ混乱するくらい種類ある)、アダプトという洗濯しやすいメッシュタイプのものを購入。

エルゴの良かったところは、つくりがしっかりしていて、装着時の安定感がすごいことです。特に腰ベルトの安定感がすごい。やはりここは定番&老舗ブランドの光るところなのかもしれません。背格好の大きいパパも使いやすい仕様になっています。

またアダプトはメッシュ素材なのでお洗濯しても乾きやすく、お手入れもしやすくて良かったです。夏場だと特に重宝しました。

 

逆にイマイチだったのは、とにかくかさばるところ。重くはないけど、コンパクトにならないので持ち運びするときは高確率でジャマに感じました。

↓エルゴの持ち運びについては別途記事を書いてます。

抱っこ紐の持ち運びどうしてる?エルゴやベビービョルンの便利収納アイテム

もう1つ感じたデメリットとしては、新生児の抱っこがヒヤヒヤすること。新生児OKなのですが、エルゴでの抱っこは難易度高いです。ちょっと上級者向け

もちろん首が座ってからは使いやすく、作りがしっかりしているので長く愛用していました。夫はエルゴがいちばん使いやすかったようです。ただはじめての育児だったので、新生児抱っこ向きじゃないとは感じました。

 

ベビービョルン

エルゴと同様につくりがしっかりしていて、人気も高いベビービョルンの抱っこひも。

装着がカンタンで、新生児でもすっぽりと包まれる仕様が良かったです。新生児から長く使いたい、抱っこひもはなるべく1本で済ませたい…という方はベビービョルンがおすすめです。

ちなみに商品の種類によって使用できる月齢が異なるのでご注意ください。短いものだと~12ヶ月(1歳)、長いものなら~36ヶ月(3歳)とかなり差があるので、商品名や仕様をよく確認して購入する必要があります。パパママでダブルチェックして選ぶのが良さそう。

参考 ベビーキャリアベビービョルン公式

 

新生児向きの商品に関しては、続いてご紹介。

 

 

新生児向きの抱っこひも

新生児はふにゃふにゃで柔らかく、首ももちろん座ってないので抱っこが難しいです。かくいう私もかなり「これでいいの!?」と試行錯誤していました。

さらに出産直後で体はダメージを受けているので、いくら平均3kgといっても慣れない赤ちゃんを抱っこし続けるのは負担になります。

抱っこ紐を使うことで両手があき、体の負担も少し軽減されるので、新生児のころとその後とで2本買って使い分けるのはすごく良いと思います。

 

コニー

2020年現在、新生児向けの抱っこ紐といえば「コニー」が人気です。

装着がカンタンでコンパクト。伸縮する布でぎゅっと包まれるので、産まれたばかりの赤ちゃんを抱っこするときも安心感があります。

私が新生児育児をしている頃にはなかった製品なのですが、当時は↓の「ボバラップ」という似た商品を使っていました。

違いは、コニーの方がとにかく装着がカンタンです。ママがメインで使う場合なら断然コニーがおすすめです。ただ、パパも使うかも?という場合は体格差があるので、体型関係なくワンサイズで使えるボバラップもありだと思います。

 

ボバラップ

私が新生児育児の頃に愛用&かなり救われたアイテムです。

抱っこが苦手だったので、包まれるような感覚の抱っこ紐は重宝しました。赤ちゃん、特に新生児に慣れていない方、抱っこしてないと泣く・寝ないという新生児にはぴったりです。

コニーとの違いは、ボバラップは長い紐(かなり長いです)を自分でくくりつけて装着しないといけないところ。慣れたら問題ないですが、都度セットするのは面倒かもしれません。その点はコニーが便利です。

ただ、ワンサイズなのでパパママ共用で使えます。メインで育児しない方の使用頻度と、使用する人たちの体格差で選ぶといいかもしれません。

 

 

1歳児前後の抱っこひも

1歳前後になると歩きたがる子も出てくるのでまた状況が変わります。また、この時期になると保育園に入るご家庭も増えるので生活スタイルも変わりやすいです。なので、何をどのくらい重視するかで選ぶ商品が変わってきたりします。

よく出かけたり、徒歩移動が多かったり、ベビーカーも併用される方は気軽に持ち運べるコンパクトタイプがおすすめです。

子どもが歩きたがる、ベビーカーは使わない、よく歩きたがる時期が夏の場合は、ポルバンなどのヒップシートがおすすめです。

napnap(ナップナップ)コンパクト

折りたためるコンパクトタイプの中で、ずっと愛用していてオススメなのがナップナップコンパクトの抱っこひもです。

↓別途記事を書いてるのでご参考にどうぞ♪

【コスパ最強抱っこひも】ナップナップコンパクト

個人的な評価ですが、ナップナップコンパクトは買ってよかった抱っこひもNo.1です。コンパクトになる、軽い、お手入れしやすい、おんぶもしやすいと至れりつくせりな点が高評価でした。

コンパクトタイプは他にもモンベル、ボバエアーなどがあります。コンパクトタイプはバッグに入れておくと助かることが多く、持っていて損がないアイテムだと思います。

 

【夏向け?】ヒップシート・ポルバン

ヒップシート [新型ポルバン] レビュー

一部では最高!買ってよかった育児グッズNo.1!とも評価されるヒップシート。私もその高評価が気になり買ってみたのがこの「ポルバン」でした。

ヒップシートは抱っこ紐というより「歩くのイヤ!状態になった子を座らせる、移動式のイス」みたいなイメージです。オプションのショルダーを装着すれば抱っこ紐になりますが、ショルダーなしの見た目は大きいウエストポーチに座れる!という感じです。

ヒップシートは、歩いたり抱っこしたりを繰り返す時期にはとっても役立ちます。抱っこ紐だといちいち装着しないといけないし、抱っこ紐なしだと安定感がなくてすぐ疲れちゃいます。

「サッと座らせて移動できる」という点では、ヒップシートの右に出るアイテムはないと思います。また、ショルダーなしで使うと子どもとの密着度がそれほど高くないので、夏場は抱っこひもより快適に過ごせます。

歩きたい!歩きたくない!抱っこ!という時期には本当に重宝するアイテムですが、わりとピンポイントで役立つ商品なので、ピークを過ぎてからは使わなくなりました。ちょっとかさばる点も個人的には使いにくかったかな。

とはいえ、人によっては本当に役立つアイテムだと思います。気になる方や育児負担を軽減したい方は購入をオススメします。

 

 

タックマミー

口コミで人気があると聞き、試しに購入してみた「タックマミー」。

布で出来たクロス型の抱っこ紐で、腰ベルトがないのでとてもコンパクトになります。フェリシモの抱っこ紐と同じタイプのものですね。

布製なので種類豊富で、色々なバリエーションがあります。ナチュラルな布で、日本製。好きな色柄を選ぶ楽しさもあり、どちらかといえば自然派のママさんに人気なのかな?

使ってみたのですが、残念ながら私には合いませんでした。まず、背中が痛くなってダメでした。腰ベルトがないのでコンパクトなんですけど、背中だけで支える構造なので人を選ぶ商品かも。姿勢がいい方なら大丈夫なのかもしれません…。

 

2歳以降はおんぶがメイン

抱っこ紐は、24ヶ月つまり2歳までが使用限度となっている商品が多いです。2歳を過ぎると身長のこともあり、視界が遮られて物理的に使えなくなります。

なので、2歳以降は「おんぶ」として使うことになります。

色々使いましたが、おんぶはナップナップがいちばん使いやすかったです。リュックみたいに背負えるところが良き!でした。使ったあともコンパクトに畳めるので、やっぱりナップナップのコンパクトタイプはおすすめです。

 

 

まとめ

色々試してみましたが、個人的には新生児期はコニー(ボバラップ)、その後首が座ったらナップナップコンパクトという2本が私には合ってるのかな、という印象です。

新生児期の抱っこ紐は本当にあって良かった(助かった)ので、必須でした。ナップナップのコンパクトも、保育園の送迎など未だにおんぶ紐として長く使えて重宝しています。この2本は購入して良かったアイテムです。

夫はエルゴが使いやすかったので良かったようです。定番で安心できる商品だったのもポイントかも。

そしてヒップシート。使った時期は本当にわずかですが、買ってよかったと思っています。「歩く!抱っこ!」の繰り返しは親もキツイので、ポルバンには助けられました。

 

また細かい点など追記するかもですが、ひとまずここまで。長々と読んで頂きありがとうございました。良い抱っこ紐と出会えますように!